ものづくりは効果至上主義で。キーワードはクオリア。測定基準は3つの品質測定を使用します。

ジュウサンドシイのものづくりの基本は現状より効果をあげること、です。
サイトや販促物をつくり、エクスフォーメーション(見える化)をすることでいまよりどれくらいの売り上げや集客をあげられるのかがわかるようになります。
メンタルアカウンティングやアンカリング効果、おとり効果などに代表される実学=行動経済学の知見を多く活用しています。
ノイズを多く含む情報をどう純化し筋肉質で骨太な形にするかをクライアント様といっしょに考えます。

第一に考えているキーワードはクオリアです。

クオリアとは日本語にすると感覚質という言い方になります。
それがそれらしい質感、たとえばいちごがいちごである赤い感じ、 鮮明に記憶に残る時の体験時の爽やかな空気感、そういうユーザー体験をどうデザインやコンテンツに取り入れてユーザー自身のものに感じてもらえるかという工夫を常に考えています。クオリアをあげることで今まで以上にサービスやものに愛着をおぼえ、結果、効果をあげることになると考えています。
またコンテンツを制作していく上でクオリアの体験と同じくらい大事なものとして情報があります。
本当の情報とは行動にともなう情報である(唐津一『販売の科学』)と捉えています。
たとえば大阪にその日1日居る予定の人にとって、その日の北海道の降水確率情報はその日の行動にほとんど影響を与えません。ですのでほとんど無視していい情報です。
ただ自宅に空き巣が入ったというたった7文字の情報はいまからの行動を大きく変えます。すぐに予定を変えて自宅に帰るのではないでしょうか。そういう意味でこの空き巣が入ったという7文字の情報は上記のユーザーの行動がかわったので北海道の降水確率よりは十分に価値がある情報といえます。
ターゲットの行動に影響を与える情報とはなにか。その情報(=ナッジ)をどうデザインやツールにクオリアをともなって昇華させるか。
そこから考えてツールやしくみづくりの計画をたてていきます。
整理しますと

1)ターゲットの特定
2)ターゲットの行動の洗い出し
3)ナッジの設定
4)それを前提としたデザインの設計

ということになります。

またクライアント様の商品やサービスの現状を測定する指標は3つあります。

「魅力品質」(スマホの場合、ハイレゾ音源など)
「一元的品質」(スマホの場合、バッテリーの持ちがいいなど)
「当たり前品質」(スマホの場合、通話音声がいいなど)

これは品質定義で定評のある東京理科大学名誉教授 狩野紀昭氏が提唱しました。「顧客の求める品質」

この3つをもう少し説明します。

「魅力品質」=それが充足されれば満足を与えるが、不充足であっても仕方がないと受けとられる品質要素
充足:満足(100)
不充足:仕方ない(0)
「一元的品質」=それが充足されば満足、不充足であれば不満を引き起こす品質要素
充足:満足(50)
不充足:不満(-50)
「当たり前品質」=それが充足されれば当たり前と受け止められるが、不充足であれば不満を引き起こす品質要素
充足:当たり前(0)
不充足:不満(-100)

ということになります。
この3つの品質測定でクライアント様の商品とサービスを精査します。
その上に

顧客満足=(客が得られると期待しているもの)―(顧客が得られたと認知しているもの)
顧客我慢=(顧客が本当に求めているもの)―(顧客が心ならずも受け入れたもの)

をクロスさせて考察していきます。

統計=数値ではあらわせない魅力=肌理(きめ)の部分はクライアント様の商品とサービスを詳細に観察し、再定義します。
上記の下準備を行ってから効果のあがるサイトやデザインツールをつくることで、よりつくる意味のあるコンテンツに仕上がると考えています。
また理論や分析の上で制作したのちの検証、すなわち小さな市場テストの繰り返しを何度もおこなって調整することで本当の効果が現れます。
メンテナンスの必要なサイトやコンテンツは上記の作業に基づいたオリジナルのKPIを作成することで、運用後に計測ができ、品質改善をはかることができます。

*狩野モデル=東京理科大学名誉教授の狩野紀昭氏が提唱した。海外でも“Kano Model”という名称で知られている。